2024年春の都立高校入試の結果調査報告を元に分析 国語編
瑞江と篠崎の真ん中にある個別指導塾 個別指導plus1南篠崎教室です
今年2月に行われた都立高校入試の国語の平均点が発表されたので
改めて問題を振り返っていきましょう
国語 平均点75.9点 (昨年80.8点)
大問1 漢字の読み取り 5問 (79.7%)
(1) 挿した =さした 88%
(2) 根拠 =こんきょ 98%
(3) 据えて=すえて 40.2%
(4) 陳列 =ちんれつ 77.6%
(5) 純粋=じゅんすい 94.8%
大問2 漢字の書き取り 5問 (86.0%)
(1) レンガづくりのヨウカン =洋館 72.4%
(2) ソダてた =育てた 93.5%
(3) ホテルのキャクシツ =客室 91.3%
(4) 駅前のバイテン =売店 82.4%
(5) 満開のサクラ=桜 90.4%
漢字は過去に出たことがある物が多数でるのと、小学校漢字は大事
漢字1個ではなく、熟語として漢字を理解するのが大事
大問3 物語文(文学的文章) 5問 (76.9%)
中高生が読みやすい、青春物語 アオハルもの?というのかな?
問1 表現に関する問題 77.8%
問2 様子に関する問題 76.7%
問3 気持ち・心情に関する問題 60.9%
問4 発言の理由に関する問題 83.4%
問5 表現から様子を読み取る問題 85.6%
大問4 説明文・論説文 4問+作文 (64.4%)
2023年のAIとはうって変わって、「生物の進化」「言語と動物」のような
理解がしづらい話
問1 内容に関する問題 67.7%
問2 段落の役割について 37.1%
問3 筆者が述べた理由 85.3%
問4 筆者が述べた理由 54.0%
問5 「互いの想いを一致させること」200字作文 77.6%
大問5 和歌に関する対談 5問 (70.9%)
和歌、鴨長明など国語の授業でも接する機会が少ないところ
問1 内容に関する問題 和歌の特徴 61.8%
問2 内容の説明 78.9%
問3 発言の全体での役割 66.0%
問4 古文と現代語訳の照らし合わせ 66.3%
問5 文法 助詞の識別 格助詞(主語) 81.3%
☆ 説明文の内容難化と 物語文がいつもより設問の選択肢が切りづらかったか
<国語の全体対策>
まずは小学校の漢字の読み書き
中学校2年生までの漢字の読み、余裕があれば漢検3級レベルの読み
読解は4択形式の小説と説明文を練習
読解が苦手な人は、小学校の低学年からの読解を練習
中学レベルの読解を練習するときは4択のみの問題でなく
少し記述があるものも練習しておこう
最後の古典入りは、大部分は説明文の解き方と同じ
若干の古文知識(仮名遣いなど)と口語の助詞などの文法がよく出る
最後に作文は、たくさん書いていくことと模試などの模範解答を
よく読み込み、フォーマットを覚えて
いく。いくつか採点ポイントがあるので
そこをしっかり記憶しておこう
都立の入試国語の小説は
案外受験年の2~3年前の賞を取った作品や
話題になった作品
世の出た作品が選ばれているようで。
ここ最近は青春もの(アオハルもの?)が多く取り上げられているイメージ
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