大学受験理科選択の考え方
篠崎駅と瑞江駅のちょうど真ん中にある、 個別指導plus1の小山です!
前回の社会科選択の記事に続き
今回はセンター試験文系での理科選択の1つの考え方をご紹介させていただきます!
まず各科目の特徴
<化学>高校での必須科目であり、いろいろな大学で受験科目に採用されている。
文系で理科が必要ならこれ! 国公立志望の方も避けられない科目
大きく分けて3つの分野に分かれる化学
・計算分野がおおい理論
・暗記+図というイメージの 無機・有機
★有機・無機で苦労する人も多いが
理論の最初のmolという言葉・概念がわからず計算も崩壊という生徒がかなり多い・・・
<物理>国公立理系や私大の理系で多くかかわる物理
文系で選ぶ人は少ない!理由は暗記は少なくほぼ計算と式変形(文字が多い)
公式もあるということで・・・・・数学に近い・・・
しかし物理の理解というのは計算処理の前に
①問題文の本質的な把握→②問題で聞かれている現象からどの公式を使うか
③計算
公式の暗記の際も丸暗記ではなく理解しながら暗記というイメージ
分野としては
・基本となる 「力学」
そこからの波及の 「熱力学」
「波動」
「電磁気学」
「放射線・原子」
となる。
<生物>中学時代から植物や遺伝は好きだという生徒は比較的多いです。
その流れでこの科目の選択率も多い
単純に暗記が多く、計算は少ないという感じ
しかし気を付けるべきは、大学によっては選択できないというところ・・・
農学部や医学部そして生物学科などは間違いなくOKですが
よく調べておきましょう。
生物で気を付けるべきは「読解力」「記述力」「実験考察」の
3つです。他の科目と違うのはここだと思います。
分野としては
・「生物学と人間生活」「生物と遺伝子」(DNA)
・「人の体内環境」「免疫」「生態系」
・「生命現象と物質」(代謝とか)
・「生殖と発生」(遺伝とか)
・「生物の環境応答」(反応とか)
・「生態と環境」「進化と系統」
となります。
以下によく文系の生徒が困る理科基礎の選択について書いておきます。
物理基礎 (1)物体の運動とエネルギー ア 運動の表し方 (ア)物理量の測定と扱い方 (イ)運動の表し方 (ウ)直線運動の加速度 イ 様々な力とその働き (ア)様々な力 (イ)力のつり合い (ウ)運動の法則 (エ)物体の落下運動 ウ 力学的エネルギー (ア)運動エネルギーと位置エネルギー (イ)力学的エネルギーの保存 エ 物体の運動とエネルギーに関する探究活動 (2)様々な物理現象とエネルギーの利用 ア 熱 (ア)熱と温度 (イ)熱の利用 イ 波 (ア)波の性質 (イ)音と振動 ウ 電気 (ア)物質と電気抵抗 (イ)電気の利用 エ エネルギーとその利用 (ア)エネルギーとその利用 オ 物理学が拓く世界 (ア)物理学が拓く世界 カ 様々な物理現象とエネルギーの利用に関する探究活動 ●物質の三態 ●放射線・原子力の利用 化学基礎 (1)化学と人間生活 ア 化学と人間生活とのかかわり (ア)人間生活の中の化学 (イ)化学とその役割 イ 物質の探究 (ア)単体・化合物・混合物 (イ)熱運動と物質の三態 ウ 化学と人間生活に関する探究活動 (2)物質の構成 ア 物質の構成粒子 (ア)原子の構造 (イ)電子配置と周期表 イ 物質と化学結合 (ア)イオンとイオン結合 (イ)金属と金属結合 (ウ)分子と共有結合 ウ 物質の構成に関する探究活動 (3) 物質の変化 ア 物質量と化学反応式 (ア)物質量 (イ)化学反応式 イ 化学反応 (ア)酸・塩基と中和 (イ)酸化と還元 ウ 物質の変化に関する探究活動 ●熱運動と物質の三態 ●極性,配位結合 <生物基礎> (1)生物と遺伝子 ア 生物の特徴 (ア)生物の共通性と多様性 (イ)細胞とエネルギー イ 遺伝子とその働き (ア)遺伝情報と DNA (イ)遺伝情報の分配 (ウ)遺伝情報とタンパク質の合成 ウ 生物と遺伝子に関する探究活動 (2)生物の体内環境の維持 生物の体内環境 (ア)体内環境 (イ)体内環境の維持の仕組み (ウ)免疫 イ 生物の体内環境の維持に関する探究活動 (3) 生物の多様性と生態系 ア 植生の多様性と分布 (ア)植生と遷移 (イ)気候とバイオーム イ 生態系とその保全 (ア)生態系と物質循環 (イ)生態系のバランスと保全 ウ 生物の多様性と生態系に関する探究活動 ●呼吸と光合成の概要 ,ATP, 酵素 , 共生説 ● DNA の構造,転写・翻訳の概要 ●免疫の大部分 ●生態系 <地学基礎> (1)宇宙における地球 ア 宇宙の構成 (ア)宇宙のすがた (イ)太陽と恒星 イ 惑星としての地球 (ア)太陽系の中の地球 (イ)地球の形と大きさ (ウ)地球内部の層構造 ウ 宇宙における地球に関する探究活動 (2)変動する地球 ア 活動する地球 (ア)プレートの運動 (イ)火山活動と地震 イ 移り変わる地球 (ア)地層の形成と地質構造 (イ)古生物の変遷と地球環境 ウ 大気と海洋 (ア)地球の熱収支 (イ)大気と海水の運動 エ 地球の環境 (ア)地球環境の科学 (イ)日本の自然環境 オ 変動する地球に関する探究活動 以上が各科目の内容ですが 物理基礎・・・ 物理=公式計算というイメージありますが イメージや概念がつかめたら公式を覚えて、簡単な計算を処理するだけでOK! 「ここにはどういう力が働いているのか」「波の性質でここはこうなる」と最初のとっかかりの段階で躓いてしまう人多いので基礎がぐらぐらしていると点数の伸び悩み多発 化学基礎・・・ 原子・電子レベルの理解になると難しいが 一つ一つの暗記事項はそれほど負担ではない。 典型的な問題をおさえてしまえばそれ以外はあまり出ないのでもっとも対策しやすい科目といえるかも。 生物基礎・・・ 暗記量は最も多いが、計算がほとんど出題されず、その場で考えさせられる考察問題も出題される。対策をつめば確実に得点できるだけに文系選択者から人気の科目。ホルモンや神経の分野などで全体の流れをおさえることが大切。 地学基礎・・・ 天文分野は日常生活とかけ離れた宇宙の構造が理解できない人が多いかもしれない。 内容は平易で、おさえておくべきポイント・暗記量も少ない。特に火山の分野等は核となる表を覚えてしまうだけで対策可能。 こう見てくると物理基礎ははなっから選択から除外でよさそう あとは化学と地学 化学と生物 生物と地学の組み合わせで 暗記が得意か理論的な考えが得意かなど 個々の性格などにあった選び方を最後はするしかないでしょう 「化学基礎」「地学基礎」が一番対策の負担は小さいのかな。 文系っぽい組み合わせは生物基礎と地学基礎ですが・・・・・
<センター試験と理科>
②実際のセンター試験での各科目選択(受験者)人数 2019年1月
物理基礎 20,179人
化学基礎 113,801人
生物基礎 141,242人
地学基礎 49,745人 物理 156,568人
化学 201,332人
生物 67,614人
地学 1,936人 受験者数によるランキング 1位 化学 2位 物理 3位 生物基礎 4位 化学基礎 5位 生物 6位 地学基礎 7位 物理基礎 8位 地学 ・上記したように化学が一番受験は多いです。基礎科目は理系以外は
生物基礎と化学基礎にあつまるという傾向です。 ③実際のセンター試験での平均点 2019年1月 物理基礎 30.58点(50点中)
化学基礎 31.22点(50点中)
生物基礎 30.99点(50点中)
地学基礎 29.62点(50点中)
以下100点中
物理 56.94点
化学 54.67点
生物 62.89点
地学 46.34点
④受験での組み合わせや選択 基礎2科目の組み合わせ
物理基礎と化学基礎 7.2%
物理基礎と生物基礎 1.6%
化学基礎と地学基礎 2.5%
化学基礎と生物基礎 57.9%
生物基礎と地学基礎 29.9%
非基礎2科目の組み合わせ
物理と化学 73.4%
化学と生物 25.5%
非基礎1科目と基礎2科目の組み合わせ
生物基礎・化学基礎・生物 42.4%
物理基礎・化学基礎・物理 15.1%
化学基礎・生物基礎・化学 12.2%
化学基礎・物理基礎・化学 11.8%
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