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都立高校入試2019~2021総括(国数編)


篠崎駅と瑞江駅のちょうど真ん中にある、

個別指導plus1の小山です!





ここ3年の都立高校入試の傾向や

中3生の得点率を見て

苦手な傾向や得意な傾向を


P1なりに探ってみます。


第1弾は国語と数学です





以下2021年はコロナ禍による出題範囲の削減等が行われたので

単純な比較がしづらいところもありますが。 


平均点の変遷

 

2018、2019、2020、2021の順

国語 65.9  71.0  81.1  72.5

数学 66.5  62.3  61.1  53.3

英語 68.0  54.4  54.7  54.1

社会 61.5  52.7  57.0  54.6

理科 61.5  67.1  53.4  47.8



各科目分析(3年分)


<国語> 


毎年高得点者が多い

漢字の正答率は 

読みが 72.6% 93.0% 92.4%

書きが 78.6% 83.9% 69.9%

(2021年は中3の漢字は範囲外)


正答率が低い漢字は

(朗らか、渓谷、催す、綿密、拡張、鍛錬、輸送

富んだ、独奏、車窓、清潔)


小説文の読解

正答率は 63.7%  82.2%  74.6%

正答率の低いものは様子・表現・理由・心情と 年によってばらける

・作品は 三浦哲郎「燈火」 瀬那和章「わたしたち、何者にもなれなかった」

 伊吹有喜「雲を紡ぐ」


・説明文の読解

作文込みの正答率

正答率は 72.1%  74.6%  69.6%


正答率の低いものは 理由 様子 、段落の役割、 内容理解 と比較的ばらける


作文の正答率(部分点込み)

79%  75.6% 75.5%

作文の平均点は安定している 

・作品は 齋藤亜矢「ヒトはなぜ絵を描くのか」  福岡伸一「動的平衡3」

 堀部安嗣「住まいの基本を考える」


・古典融合文の説明文読解 

 正答率は  64.6%  73.6%  51.6%

ジャンルは  和歌伊勢物語  松尾芭蕉  方丈記

 正答率の低いものは 

 文脈と意味、発言の役割、内容把握


2021年は平均点が下がったが相変わらず高得点に変わりない。

漢字で落とさないこと、基本問題での取りこぼしを防ぐことで高得点可能

<数学>


2021年に下がった理由は

・累乗、分数の文字式計算、√計算、2次方程式の平方根型

2次関数の変域、確率の若干の複雑化

図形の証明の変化? が挙げられます


・大問1の正答率 

 79.9%  74.7%  66.1%

・各年大問1で正答率が低いもの 

 2次方程式、確率、円周角

 正負四則、2次方程式、円周角、作図(垂直二等分線)

 分数の文字式、√、2次方程式の平方根型、2次関数の変域、確率(さいころの応用)

 作図(角の二等分線×2)


☆これを見ても大問1が崩壊すると平均点は大幅に下がります

 2021年の大問1の難化はコロナ禍における範囲削減により、満足に出題の幅が出せず

 その分難易度を変えるという方法で差をつけたということでしょう。

・大問2の正答率

 29.0%  44.5% 26.1%

・大問2の題材  図形と規則性、図形と文字式、図形と規則性 

問1に限っては 52.8%  62.7% 37.8% 

問2は       5.2%  26.3% 14.4%

☆ 図形の規則性や周期など法則を見つける問題になると得点率が下がります


・大問3の正答率

55.2%  53.6%  54.7%

問1 87.5% 74.2% 88.7%

   座標    変域    座標

問2 65.7% 69% 65.9%

   直線の式(1次関数内・4択)、直線の式(2次関数内、傾き切片それぞれ4択)、直線の式(1次関数内・傾き切片それぞれ4択)

問3 12.4% 17.4% 9.3%              

  面積比(1次関数内)、面積比(2次関数内)、面積比(線対称、等積変形1次関数内)

☆傾向として2次関数には強いが1次関数には弱い

  面積や図形的応用問題は苦手 


・大問4の正答率

42.6%  45.6%  32.5%

明らかに図形は苦手な傾向

問1 68.3%  64.6%  64.8%

   平行四辺形  正方形  円と長方形


問2(証明) 57.5%  65.7%  32.3%

        相似    合同     二等辺三角形であることの証明

☆合同のが得意、相似は長さも違うのと条件をそろえづらい

 2021年は二等辺三角形になるための条件という

 風変わりな(冷静に考えれば大したことないが・・・過去問に固執してるときついかも)


問2② 1.9%  6.6%  0.5%  

     面積比  線分比  面積を出す


☆面積関連は苦手なのかも    

・大問5の正答率

 35.3%   20.4%   11.9%

 三角錐    直方体    三角柱

問1の正答率

 57.6%   38.3%   20.2%

 長さ      面積     ねじれの位置

☆ねじれの位置は過去問になく、対策不足か

(このブログで範囲削減になった昨年夏あたりに、中1のねじれや球ふくめ

 Vもぎ等の模試が例年6月~10月くらいに出しそうな問題が怪しいと

 言及していたことがあり・・・)

 問2の正答率

 12.9%  2.4%  3.6%

 体積    体積    体積

 2020年の体積は全体から4つの四角錐をくりぬいたり

 補助線を入れて三平方も使って出す方法もあり

 なかなか対応できなかった人も多かったのでは。 2.4%はすごい・・・

☆やはり大問1の正答率が大事、2022年は休校措置もないので2020年より前に戻るのか

   はたまた2021年のような分数式なども出されるのか微妙である




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